こんにちは。kimiiro矢守です。
今日は「kimiiroって何?」というなんともシンプルなテーマで記事を書かせて頂こうと思います。とてもシンプルな問いですが、だからこそ、深みにはまってしまいそうな気がしますので、なるべく分かりやすく書いていこうと思います。今日もどうぞ最後までよろしくお願いいたします。

kimiiroってなんか理想っぽい?
まずkimiiroの読み方はそのまま「キミイロ」ですね。漢字にすると「君色」となります。少し砕けた表現で「君らしい色」「君の好きな色」というと分かりやすいでしょうか?
僕のメッセージとしては、「この社会の中で、その人らしい色を放ってイキイキと生きてほしい」という想いを込めています。ただ、どうでしょうか。正直のところ、その人らしくイキイキってありとあらゆる場面で言われていますよね。そして、それはどこか綺麗事かのように捉えられていることが多いという印象ではないでしょうか。
人は十人十色、みんな違ってみんな良い、そんなことはあくまで理想であって、現実はそうではない。社会に出ると余計にそう感じることは多いのではないでしょうか?
kimiiroの本当の意味って?
ではkimiiroの言う、「君らしい色」っていったい何なのでしょうか?「君の好きな色を放って生きていく」とは、いったいどういうことなのでしょうか?
それをkimiiroが一言で表現するとすれば、「こういうことで社会や人に役立ちたいという想い」だということです。別の言葉では、「志し」と言い換えることもできるかもしれません。その想いや志をもとに働いているという体感を得ながら生きている状態、というのが、kimiiroを放って生きている、ということだと僕は考えています。「志す」とも言えるでしょう。
どうでしょうか?少し抽象的で分かりずらいでしょうか?では、もう少し具体的に説明いたします。

kimiiroの事例から考える
以前こちらのブログで、何人かのクライアントさんの事例を紹介いたしました。その一人に鉄道員になられた方がいました。その方は鉄道とは全く関係のない業界で働いていて、将来のイメージができずに退職をされ、さあこれからどうしようという状態でお会いした方です。前職の仕事自体は何が何でも嫌という訳ではなかったようですが、同僚や上司をみて将来のビジョンが描けないといった具合でした。kimiiro的に言えば、モノトーンの状態ですね。
そこからどのようにその方のkimiiroを取り戻していったのかですが、一緒にこれまでの人生の振り返りをしていきました。頑張ったこと、楽しかったこと、苦しかったこと、辛かったこと、本当に色々なお話を聴かせて頂きます。そんなときにふと鉄道員になるのが夢だった、ということをお話してくださいました。実は学生時代にも鉄道業界にチャレンジしておられたようでした。ただ結果は全敗。止む無く諦めかけていたということでした。
幼いころからの夢のお話を聴かせて頂いたわけですが、kimiiro的にいうと実はこれはまだその人らしい色ということではありません。あくまでヒントであり断片に過ぎないのです。僕が考えるになぜ学生時代に内定が出なかったか、それは鉄道員になりたいという動機がただ単の夢や憧れにしか過ぎないと判断されたためでしょう。ここからkimiiroのいう色を放つという状態になるためには、何が必要になるのか。それが「社会や人に役立ちたいという想い」を考えるということです。

kimiiroを放って生きるとは?
そもそもこの社会における職業としての鉄道員の役割とはいったい何なのか。そこを感じてもらうために職業インタビューを実施してもらいました。そうすると、キラキラした世界だけでなく、鉄道員の過酷なエピソードも聴くわけですね。絶対に事故を起こしてはならない職業なので、シビアな世界なわけです。でもそうした「無事故・無違反で1日を終える」という鉄道員としての使命を掲げて仕事をする姿に、彼なりの意味を感じたのでしょう。鉄道員として乗客の安全を守り抜きたい。ただの夢や憧れではなく、やっぱり自分は鉄道員になりたいという「決心」に変わりました。
こうなって初めてkimiiroの言う「自分らしい色」になってくるのです。彼にしかない価値観が「動機」を生むのです。そしてその色を放って面接に臨むから、内定が出ますし、目的をもって働ける、ということになるのです。kimiiroを放って生きている、ということです。
いかがでしょうか。ただ単に、諦めずに夢を叶えましょう、とか可能性を信じましょう、といったような綺麗事なことではないということが伝わりますでしょうか?決して理想論ではなく、職業観として非常に大事なお話だと僕は思っています。
あるがままと我がままの違い
自分らしいっていったい何だろう?というテーマはよく耳にします。その答えとして、あるがままの自分ということも耳にします。しかし、ここで気を付けなければいけないのは、あるがままと我がままを勘違いしてはいけないということです。世間一般でいう夢というのは、我がままに当てはまることが多いと思います。〇〇になりたいです、お金持ちになりたいです、成功者になりたいです、、、どうぞご勝手にということですね笑
また、私は非常に繊細な性格だから私に合わせてください、これも我がままになってしまいますね。これらは決して自分らしいということではなく、こどもの願望になってしまいます。そうではなく、社会や世の中の人のために自分がどう役立ちたいのか、この社会の中で自分の役割とは何なのか、という外向きの視点に立てた時、それはその人のあるがままとして、その人の色として放ち輝き始めるものだと僕は思うのです。

kimiiroを一緒に見つけ出して放つことが僕の役割
本来、人はそうやって人に役立てることに喜びを見出せる生き物なのです。そうやって仕事や人生に意味を見出していく生き物なのです。そんなふうに物事に意味を見出すことができるのは、地球上の生物の中で、おそらく人間だけでしょう。
そしてkimiiroがテーマとしている、真面目で生きずらい人にとっては、必ずそういう心を持っています。今は色々な事情でモノトーンな状態になっているかもしれません。自分の人生には意味がないとさえ思ってしまうこともあるでしょう。でも大丈夫です。必ず色を見つけ出すヒントはあなたの人生の中に眠っています。必ずです。少なくとも僕は諦めません。それを一緒に見つけ出していくのが僕の仕事であり、僕の人生の役割です。
いかがでしたでしょうか?kimiiroって何?っていうテーマで今日はお送りしました。やっぱり理想じゃん?という声をもしかしたら頂くかもしれないですが、日本に一人ぐらいはこういったことをバカ真面目に語っている人がいてもいいんじゃないかって僕自身は思っています。
僕も皆さんと一緒にkimiiroを放ちながら生きていこうと思います。これからも、ずっと。

kimiiro 矢守